予算委員長の解任決議案を提出 立民、1日採決の方針批判
立憲民主党は1日、小野寺五典衆院予算委員長(自民党)に対する解任決議案を衆院に提出した。立民の泉健太代表は、小野寺氏が2024年度予算案を1日に採決する日程を職権で決めたことに関し「乱暴な手段に出てきた。委員長の資質が問われる」と批判した。衆院議院運営委員会は解任決議案を審議する衆院本会議を午後1時10分から開くことを決めた。午後1時予定の衆院政治倫理審査会の再開は見送り、本会議後にずれ込む見通しだ。 与党は1日中に予算案に関する締めくくり質疑をした上で採決、衆院を通過させる方針で、与野党攻防が激化した。 泉氏は国会内で記者団に「2日目の衆院政治倫理審査会に集中して向き合うべきで、予算委を同時並行して開催するのは間違いだ」と強調した。 立民など4野党は予算案の審議時間が不十分として反発、1日の採決は認められないとの考えで一致している。立民は衆院議運委の山口俊一委員長(自民)の解任決議案なども視野に徹底抗戦する構えだ。