中日・松山晋也「勉強しに行きました」刺激求め渡米…対面した現役バリバリのメジャーリーガーに学んだ意識の高さ「人としてすごい」
中日・松山晋也投手(24)が18日、今月中旬から米ノースカロライナ州シャーロットにあるトレーニング施設「トレッド・アスレチックス」で自主トレを行っていたことを明かした。現地では米大リーグ・ドジャースの右腕、タイラー・グラスノー投手(31)と対面。スーパースターの練習意識の高さに刺激を受けた。 松山は刺激を求めていた。「日本と米国での違いを知りたかった。勉強しに行きました」。滞在したのはノースカロライナ州シャーロットのトレーニング施設「トレッド・アスレチックス」。福谷が昨年オフから自主トレを行っており、「投手に特化した施設だと聞いていた。夏ぐらいから計画を練っていました」。知り合いのトレーナーを連れ、海を渡った。 驚きの出会いがあった。多くのMLB選手も集う施設にある日、人だかりができていた。「みんなが動画を撮っていたら『見たことあるな?』と思って」。ミズノのグラブを手にはめた長身の右腕。ドジャースで今季の開幕投手を務めたグラスノーだった。施設のスタッフに「話しかけていいですか?」と聞いてみると、「もちろん。機会を見てね」と快諾。通訳とともに、歩み寄った。 そこで、聞いたのは日ごろのトレーニングの意識だった。「体に気を使って、ずれを毎日なくしていくように練習していると聞きました。あれほどのスーパースターでも敏感」と”凡事徹底”の大切さに気付かされた。「メジャーリーガーが僕みたいな日本人のぺーぺーを受け入れてくれた。人としてすごいと思いましたね」。スーパースターに圧倒された。 異国のプレーヤーたちに囲まれ、自身もトレーニングに励んだ。「日本でも言われていた通り、骨盤の可動域をもっと増やせるようにとアドバイスをいただきました」。8日に日本を出発し、17日に帰国。一夜明けたこの日はナゴヤ球場で練習再開。キャッチボールやネットスローで体を動かした。
中日スポーツ