“市長VS議会” 駅前のホテル計画 事業者が市との調停を取り下げ 市長「理由を聞いていない、誠に残念な結果」
北陸新幹線の飯山駅前(長野県飯山市)のホテル計画で、建設・運営を予定していた事業者が、補助金の支出をめぐる市との調停を取り下げたことについて、江沢岸生市長は「駅前に宿泊施設が必要と言う考えに変わりは無い」「誠に残念な結果となってしまった」などと語りました。 迷走…市民あきれる「なんで」 市長と議会の対立で駅前ホテル計画「当面凍結」 事業者は市に賠償求める訴訟も検討 ホテルは、市が駅前に誘致していたものです。市と事業者は、2023年7月から民事調停で話し合いを続け、2024年6月に「市が3億6000万円を支出する」ことで合意していましたが、市長と議会の対立により合意案は否決されました。 否決を受けて飯山ホテルは10月に調停を取り下げて事実上計画を凍結し、今後の見通しが立たなくなっていました。 市長は「取り下げの理由を聞いていない」などとし、今後、事業者側の考えを聞いた上で市の対応を判断するとしています。
長野放送