豊田市出身ヴィトルさん、「WE LOVEとよたスペシャルサポーター」に
豊田市出身のモデル・タレントのヴィトルさんが11月5日、「WE LOVEとよたスペシャルサポーター」に任命され、母校の豊田市立保見中学校(豊田市保見町)で任命式と講演会が行われた。(豊田経済新聞) 【写真】豊田市出身ヴィトルさん、「WE LOVEとよたスペシャルサポーター」に 「WE LOVEとよたスペシャルサポーター」は、全国的に著名で、豊田市に縁のある個人・団体を任命し、活動の中で豊田市の魅力を全国に発信してもらおうと豊田市が任命しているもの。 ヴィトルさんはブラジル・サンパウロ生まれの34歳。6歳で来日、7歳から豊田市で生活し、西保見小学校、保見中学校を卒業後、現在はタレント、モデル、映画ナビゲーターなどとして、テレビ・ラジオを中心に活躍している。 当日は、自ら講師を務める保見中学校の全校生徒に向けた講演会の開始前に任命式が行われ、太田稔彦豊田市長から任命状が手渡された。太田市長は、ヴィトルさんや保見中学校の生徒らを前に、「さまざまな暮らしや文化が共生している豊かな豊田市を全国に発信してほしい」と今後の活躍に期待を寄せた。 任命式の後、生徒が夢をもって日々の生活を送る大切さを感じ、将来の展望をもつことを目的とした講演会「豊かな人生に学ぶ会」が開かれ、この日出席した約330人の全校生徒を前にヴィトルさんが講演。 この中で、保見団地で暮らした子どもの頃の思い出や、言葉の壁、いじめ、部活動での挫折など、ヴィトルさんが経験した苦労の数々を紹介した後、それをどう克服し、乗り越え、タレントとしての道のりが開かれたのかが語られた。生徒に向けては、「保見中生の頃は、人と違うことが弱みと思って生きてきたが、外国にルーツを持つという周囲との違いが私の強みになっている。豊田を出て初めて、豊田はいい街だと思うようになった。いろいろなことに興味を持ち、自分の可能性を信じて夢を実現するために努力してほしい」とエールを送った。
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