【ラグビーリーグワン相模原】南アフリカ代表・アレンゼが入団会見、横浜のデクラークなどとの対戦「楽しみ」
ラグビーリーグワンの相模原に加入した南アフリカ代表WTBカートリー・アレンゼ(28)が27日、神奈川県の黒岩知事を表敬訪問。あわせて入団会見を開いた。 アレンゼは7人制で21年東京五輪に出場し、15人制では23年W杯優勝メンバーに名を連ねるなど24キャップを持つ。23日まで同代表の欧州遠征に参加し、23日のスコットランド戦を終えると早々に来日した。 アレンゼは「日本の文化、言語に興味があったし、食べ物も素晴らしい。いつか日本でプレーしたいと思っていた」と来日を決めた理由を説明。リーグワン1部に昇格して3年目の新興チーム・相模原に入団を決めた理由を「ジャージーが(南ア代表と同じ)緑だからだろ? と言われたけど」と笑って、「若くてポテンシャルのある、これから上がっていくチームでプレーできるのはうれしい」と話した。 アレンゼは身長176センチで、大型選手の多い南アフリカでは小柄。「お前は小さすぎる」と言われ、心が折れかけた時期もあったというが「ジオ・アプロンの活躍を見て勇気づけられた」と、トップリーグ時代のトヨタ自動車で活躍、18年度のベストフィフティーンにも選ばれたFBの名をあげ「私もそういう存在になって若い選手に勇気を与えたい」と話した。 リーグワンでは横浜のSHデクラーク、CTBクリエル、トヨタのデュトイ、静岡のスミスら南ア代表選手が多数活躍している。「みんなと試合できるのが楽しみ。特にコルビ(東京SG)は同じWTBで世界のベストな選手の一人だし、対戦できたらうれしいね」と目を輝かせた。 今回は南アのブルズと契約したまま、1シーズンの短期契約だが「そのあとも機会があれば日本でプレーしたい」と話した。
中日スポーツ