ニッポン製造業「壁を突破し攻めへ!」英知が集う工場長サミット開催
12月2日に東京・八重洲でビジネスカンファレンス。モノづくり日本会議主催
モノづくり日本会議は12月2日に東京ミッドタウン八重洲(東京都中央区)で、モノづくり関連企業のキーマンが集まるビジネスカンファレンス「工場長サミット2024 ー製造業を強くしたい人たちのミートアップー」を開催する。日立製作所の東原敏昭会長の基調講演を始め9つのセッションは、製造業にとって注目度の高いテーマを選び、約20名のキーマンに登壇する。講演を起点にネットワーキングを通じて参加者(登壇者・聴講者)がさまざまな課題を共有認知する場を作り、業界や企業の枠を超え、未来志向で日本の強みである製造業の底上げを目指す。 【東原敏昭】パーパス思考が育む“日立の共感力” 基調講演では日立の東原会長が、企業の大小問わずリーダーとして決断する考え方、また2050年に向け人口減やテクノロジーによって変容するビジネス環境において「未来社会をデザイン」する力などを共有する。クロージングセッションではトヨタ自動車の河合満エグゼクティブフェロー(おやじ)が登壇。トヨタグループの工場のチームリーダーは「おやじ」と呼ばれ、AI時代における「おやじ」の意義などについて中小企業の経営者たちとトークする。その他にも半導体と地政学リスクや製造業のサイバーセキュリティー対策、製造現場の人手不足など旬な話題を取り上げる。 主に工場や生産部門のリーダークラス、事業部門、開発・設計部門、IT・DXや経営戦略などのコーポレート部門などから意思決定者、若手でもアクティブに部門をリードしている人材、中小企業の経営層などが参加予定。モノづくり日本会議は大手から中小企業まで約2000社(正会員・賛助会員)のモノづくり関連のステークホルダーが加盟するコミュニティーで、共同議長制で運営しており、現在は日立製作所の東原氏、トヨタの河合氏をはじめ8名の共同議長が活動を牽引している。