4年ぶり復帰の指揮官、選手との信頼関係構築のカギは「公式X」! 光泉カトリックが初戦突破【24年夏・滋賀大会】
第106回全国高校野球選手権滋賀大会1回戦◇光泉カトリック 6-1 八幡工◇2024年7月6日◇マイネットスタジアム皇子山 【トーナメント表】夏の滋賀大会 8日までの結果
3回までに6点のリードを奪った光泉カトリックが八幡工に6対1で勝利。秋にサヨナラ負けした相手にリベンジを果たした。 光泉カトリックは2019年夏に準優勝の実績を持つ古澤和樹監督がこの春から4年ぶりに復帰。初となる開幕日の采配に「緊張しましたね」と振り返った。 1回表に「僕の思っていることを体現してくれる」と古澤監督が評価する福田 圭介(3年)、橋本 悠希(3年)の1、2番コンビの連打でチャンスを作ると、一死満塁から5番・中野 智仁(3年)の左前2点適時打で先制。2回表にも一死二、三塁から橋本のセーフティスクイズで1点を加える。 3回表には福田の2点適時打などで3点を追加。序盤で試合の主導権を握ることに成功した。 「そんなに打てるチームではないので、3回までができ過ぎ」(古澤監督)と4回以降は追加点を奪えなかったが、スライダーが武器の左腕・浦川 世雅(3年)と伸びのあるストレートを投げる右腕・永田 巧樹(3年)の継投で相手の反撃を1点に抑えた。 元阪神の伊藤文隆監督が率いていた昨年度までは短期集中の方針で土日は半日練習だったが、古澤監督になってからは1日練習となり、練習時間は増加。「冬もしっかり走りこんで、体力がついてきた」と主将の森田 大成(3年)は言う。 古澤監督は野球ノートや部の公式Xを通じてコミュニケーションを取り、指揮官と選手の意思の疎通を図ってきた。選手たちもXの投稿を見ているそうで、「もう一回頑張らないといけないなと感じています」(森田)と改めて気持ちを入れるきっかけになっているようだ。 2回戦では2021年、22年の準優勝校である立命館守山と対戦する。3安打2打点で勝利に貢献した福田は「初回からどんどん振りにいって、相手にプレッシャーをかけにいきたいです」と意気込んでいた。