【西武】新人王・武内夏暉「勝負の2年目」へ…タイプ違う先輩・平良海馬の自主トレに同行する理由
昨季のパ・リーグ新人王、西武・武内夏暉投手(23)がさらなる飛躍を誓い、動き出している。 ルーキーイヤーは21試合(145回1/3)の登板で10勝6敗、ソフトバンク・モイネロ(1・88)に次ぐリーグ2位の防御率2・17と、ドラフトで3球団が競合した即戦力左腕としての実力を証明した。 2年目となる今季は年俸も1600万円から4500万円(推定)に跳ね上がり、さらなる飛躍、ローテーションの軸の一角としての責任も伴ってくる。 「球団からは1年間ローテーションを守って、ひとつの目安として25試合先発としてやってもらいたいと言われました。自分も25試合というのを目標にして、全てにおいて24年以上の成績を残したい」と語る武内も「(2年目は)もっと厳しくなると感じている。(相手の研究、対策を)上回れるよう準備して、キャンプに万全な状態で入れるように、このオフシーズンの時間を使っていきたい」と、2年目のジンクス打破に向けて気を引き締めている。 1月の自主トレからは平良海馬投手(25)の誘いを受け、石垣島での合同自主トレに参加する予定だ。 「平良さんからいろんな話を聞いて栄養面だったり、プロのトレーナーさんが来るので、いろんな知識が増えるかなと思って参加することにしました」という武内。投手としてのタイプは違うが「データを使って自分の分析をするのがすごく上手なので、そういった部分を参考にしていきたいと思う」(武内)と相手球団、対戦する打者たちからの研究、対策を念頭に緻密なデータを使って自らを客観的に見る目も養おうという目的を語っている。 1年目からルーキーの枠を超えた制球力、メンタルコントロール、けん制技術を持った左腕に、相手打者の心理を読むための〝第三の目〟が備われば、百戦危うからずだ。
東スポWEB