【独自解説】9人乱立、自民党“異例の総裁選” 14日(土)の討論会で「本命候補」が分かる!? 知られざる「暗黙のルール」と、気になる解散総選挙の日程
9月12日に告示された自民党総裁選には過去最多の9人が立候補しました。この“異例の総裁選”、その「演説会」と「討論会」には知られざるルールと悩みがあります。そこで分かる総裁選の“本命”とは?そして、気になる解散総選挙の日程は?『読売テレビ』高岡達之特別解説委員が徹底解説します。 【動画で見る】討論会で“ボロ”が出る?候補者乱立の総裁選、“本命候補”がわかる、「暗黙のルール」とは?
■悩みの多い「演説会」 会場となる都市は“11分の8”?
候補者たちによってこれから行われる「討論会」と「演説会」。これは同じような言葉に見えますが、実は大変な違いがあります。そこで今日はその「知られざるルール」を紹介していきます。
まずは「演説会」です。今回の総裁選は、候補者にこれだけの面々がいますので、「全国8カ所でやりましょう」といわれています。それが“11分の8”なんです。本当は、全国全部回れたらいいのですが、日にちも足りませんし、それぞれの選挙区に行ったら贔屓だと言われてしまいます。
そこで、比例代表ブロックが全国で11に分かれますので、その11の比例代表ブロックの主要都市8カ所で行えば、ほぼ全国で行ったと言える、ということで、今その場所の最終選定を行っています。警察の警備の問題とかいろいろあるのですが、沖縄でやることについてはもう決まったそうです。それからやはり、能登の地震のあった石川県では行うだろうと言われています。
そんな中、今、地元で「大丈夫か?」と言われているのが仙台だそうです。仙台は今までよく行われていたんです。東北の中心都市ですし、地震からの復興ということもあります。しかし、今回仙台は「まだお呼びがかかってないのでは?」と、地元では大変な騒ぎになっているそうです。
しかし、受け入れる県も、大阪や愛知など大きいところは警察官もたくさんいますが、そうでもないところもあるので警備の人員確保もなかなか頭が痛いところです。
■「討論会」中継で見えてくる“本命候補” 民放のニュース番組出演者が有利のワケ
次は、“暗黙の”・“ややこしい”・知られざる“ルールがある、「討論会」です。「演説会」は一方的に言うだけなので、なかなか“ボロ”というのは出ないのですが、「討論会」をやると、“ボロ”が出てしまいます。