【巨人】迎える背水の陣、22歳のロマン砲は激しいポジション争いを勝ち抜けるか 異国での覚醒に期待も
2025年シーズンは秋広優人にとっても勝負を賭ける年となりそうだ。 55番を背負う若きロマン砲も2024年シーズンは苦しんだ。開幕1軍を逃がすと1軍と2軍を行き来する生活が続き、26試合に出場し、打率.261、0本塁打、1打点。特に持ち味の長打力を発揮できず、ノーアーチと期待に応えられなかった。 【動画】「来季に期待だよ」異国で躍進の秋広優人、センターへ弾き返す 昨季は10本塁打をマーク、クリーンアップの一角を任される時期もあるなど、ブレイクのきっかけをつかみかけたが、今季は自身のスタイルを確立することはできなかった。ときに阿部慎之助監督から厳しいコメントを向けられることもクローズアップされたが、期待値が高いからこそゆえ。 そんな秋広の本格覚醒のきっかけとなるか、注目を集めているのは豪州へのウインターリーグ参加。11月初旬に日本を出発、約7週間、野球漬けの日々を送り、23試合に出場。打率.321、2本塁打、8打点と高い数字を残した。 迎える2025年シーズン、秋広はし烈なポジション争いに臨むことになる。 内野手として出場が見込まれる一塁ポジションはすでに岡本和真や大城卓三など実力者が控える。 また外野においては左翼が想定される中、新加入となった新外国人のトレイ・キャベッジ含め、こちらも激戦区となっている。ほかにも浅野翔吾、萩尾匡也、オコエ瑠偉、丸佳浩、エリエ・ヘルナンデスなど限られた定位置をめぐって、昨年以上にし烈な争いが予想されている。 身長2メートル、恵まれた体躯からなる豪快な打撃は誰もが持てる才能ではない。潜在能力の高さは認められながら、伸び悩んでいる。プロ5年目といえば大卒組の同世代が入団する年ともなり、待ったなしのアピールが求められている。 巨人ファンも首を長くして待っている55番の定位置奪取。とにかく打つしかない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]