神宮外苑で行われた全体練習に合流したヤクルト・山崎晃大朗

今季限りでの現役引退を表明しているヤクルト・山崎晃大朗外野手（31）が1日、神宮外苑で行われた1軍の全体練習に合流した。多くのチームメートと言葉を交わし、「皆が『お疲れ』って明るくいってくれたので、思ったよりもこみ上げてくるものはなかったです」と笑顔。隣で話を聞いていた同学年の松本直樹捕手（30）にすかさず「本人がこみ上げるものがないなら、こっちも悲しむ必要はないな。笑って送ったるわ」とつっこまれると、「笑え笑え！」と愛されキャラらしく豪快に笑った。 本拠地最終戦となる10月3日の広島戦（神宮）で出場選手登録される予定で、「監督には『僕は全力でできないので、代打1打席いただければ満足です』という話をさせていただきました」と明かした。2016年に日大からドラフト5位で入団。21、22年にはリーグ連覇に大きく貢献した9年目の外野手は「本当に最後まで全力で、僕らしく明るくやれたらいい」と話し、「（ファンの皆さんは）もうちょっとの間、応援してくれたらうれしい。しんみりしてもらいたくない。明るく送ってほしい」と呼びかけた。多くの人に愛された「コータロー」が、神宮のファンに最後の雄姿を届ける。