巨人・阿部監督「全員がキャプテンと思ってやってほしい」来季20年ぶり主将制廃止宣言
巨人・阿部慎之助監督(45)が11日(日本時間12日)、優勝旅行先のハワイでサプライズ発表した。250人が参加したウエルカムパーティー。アロハシャツ姿で壇上に立ち、「キャプテン制を廃止します」と宣言した。選手に対してアマチュア時代の主将経験の有無を問い、半数以上が挙手した様子を見て「全員がキャプテンと思ってやってほしい」と呼びかけた。 主将を置かないのは05年以来、20年ぶり。現役時代の阿部監督も07年から8年間務めて2度のリーグ3連覇を達成した。「背中で引っ張る、毎日いろんな目配りをする。自分の結果だけじゃなく、チームの結果も背負う。そう思って全員がやったら、とてつもないチームになると思う」と狙いを明かし、「僕は3連覇までしかしたことないけれど、みんなが主将の気持ちでやってくれたら、4連覇、5連覇できると思う」と常勝球団への一歩に位置づけた。 主将2年目でリーグ優勝に貢献した岡本和は「余計に自覚してやると思う。チームスローガンに“新風”を掲げているので、これも阿部監督になっての新しい部分」と賛同。ユニホームのキャプテンマークが消えても「来年も頑張りたい」と背中で引っ張る覚悟は変わらない。