60年代の名作を完全復刻【ドイツ軍御用達ブランド“ハンハルト”】40年以上前のレトロなロゴも再現
“時間厳守”というドイツの美徳に応え続けてきたドイツの老舗時計ブランド“HANHART(ハンハルト)”は、1960年代半ばに発表されたのち、さまざまなバージョンが作られた名作“415 ES”を、現代の製造基準と最新素材を使用して復刻。2025年1月に発売する。 【画像】復刻モデルと60年代のオリジナル、デザインを見比べる ハンハルトの“415 ES”は、60分目盛付きの両方向回転ベゼルを備えたクロノグラフとハンハルト社の外観を近代化した人目を引くスポーティなウィング・ロゴが特徴で、文字盤のバージョンや針の形状が異なる様々なモデルが作り出されたブランドの歴史を受け継ぐ名作として位置づけられるモデルだ。
モデル名に含まれる“ES”は、ステンレススチールを意味するドイツ語の“Edelstahl”に由来しており、発表時から現在に至るまでケースにはステンレススチールが用いられている。サイズは歴史的に正確なサイズとされる39㎜径で復刻された。 今回発表された新作は、3時と9時位置に積算計を備えたブラックの文字盤で、そこにあしらわれた赤い100分割の目盛りは、1分を100単位に分割する10進法での表示となり、産業や技術用途において特に重要とされる使い方が想定されている。
インデックス・数字・針には、スーパールミノバ X1がコーティングされ、現代的な優れた視認性を確保。一方で、60年代以降に正式なブランドロゴとして使用された“ウィング・ロゴ”を、40年以上の時を隔てて文字盤上に復活させており、このモデルの歴史を感じさせるデザインが与えられた。 心臓部には、信頼性が高く正確な計時に定評のある手巻きムーヴメント“Cal.Sellita SW 510 M”を搭載。過酷な環境での高いパフォーマンスを保証する耐衝撃性を備えるとともに、二つの対称的なプッシャーによる簡単な操作、60の精密なクリックを備えた双方向のセラミックベゼルによる正確な設定を実現している。 ベルトはライトブラウンのカーフレザー製があわせられ、価格は60万5000円。
文◎Watch LIFE NEWS編集部