クレムリン近くで異例の発砲 ロシア企業内対立、1人死亡
【モスクワ共同】タス通信などによると、モスクワ中心部にあるロシアのオンライン販売大手「ワイルドベリーズ」が入居するビジネスセンターの入り口付近で18日、発砲があった。治安当局によると1人が死亡、警官2人を含む3人が負傷し、約30人が拘束された。現場はクレムリン(ロシア大統領府)の数百メートル以内に位置する。ロシア中枢部での発砲は異例。 ワイルドベリーズでは、創業者のタチアナ・ワカルチュク社長と夫のウラジスラフ氏が経営方針を巡り対立。タチアナ氏によると、18日はウラジスラフ氏の関係者がモスクワの事務所占拠を図ったという。