全焼した民家＝７日午前１１時ごろ、島根県出雲市古志町

　島根県出雲市古志町で民家１棟が全焼し、焼け跡から１人が遺体で見つかった火災で出雲署は８日、連絡が取れなくなっていた住人２人のうち、５０代男性が現場付近で見つかったと発表した。男性は病院に搬送されたが、命に別条はない。同署は男性の回復を待って事情を聴くなどして原因を調べる。 【写真】出雲で民家全焼１人死亡　静かな集落騒然「バンバンという大きな音…外を見ると炎が高く燃え上がっていた」

　火災は７日午前２時２５分ごろ、無職の女性（９０）方で発生。木造一部２階建て家屋と軽自動車１台を全焼した。 　出雲署によると、女性と５０代息子の２人暮らしで、火災後に２人と連絡がつかなかったが、８日未明に息子が自宅に戻ってきたのを署員が発見した。やけどを負って入院している。 　女性と依然、連絡が取れておらず、同署は遺体は女性の可能性があるとみて、司法解剖を行って身元の確認を進める。