広島空港、国内線利用者対象に施設使用料徴収へ 来年1月以降購入分の航空券対象
広島空港(広島県三原市)を運営する広島国際空港(同)は来年から、国内線の発着便の利用客を対象に施設使用料を徴収する。1人当たり片道で12歳以上340円、3~11歳170円を航空券代金に上乗せする。同社が進めるターミナルビル東側の増築工事費などに充てる。 【写真】広島空港 来年1月7日以降に購入する国内線の航空券が対象。航空会社が航空運賃と合わせて徴収する。国内線の施設使用料は全国の主要空港などで導入されており、広島空港は今年9月末に国土交通省の認可を受けた。 ビルの増築工事は国内線の待合スペースや搭乗ゲートを拡充するほか、停電時に最長72時間稼働できる発電機などを設置する計画で、12月下旬の使用開始を予定する。使用料の導入によってビルの整備費や維持管理費などを回収する考え。 同空港の国際線の利用客からは、保安検査の費用などに充てる旅客保安サービス料を昨年1月から徴収している。同社は「空港のさらなる利便性と快適性の向上に努めたい」としている。
中国新聞社