アイシン アイシン化工を吸収合併 来年4月1日に
アイシンは31日、連結子会社で自動車向け化成品メーカーのアイシン化工(本社豊田市)を吸収合併すると発表した。アイシンを存続会社として、2025年4月1日に合併する予定。車両の電動化など自動車業界が大きく変化する中で、アイシングループ全体で経営資源を有効的に活用する。 アイシン化工は、化成品に加えて自動変速機(AT)向けなどの摩擦材や樹脂部品など複数の製品を生産している。アイシングループ各社の事業と一部で重なることもあり、アイシンと合併して事業領域の再編に取り組む。 アイシン化工は、1952年に設立した。24年3月末時点の従業員は1032人。アイシングループ主要企業の1社として、グループ全体の成長を下支えしていた。 アイシンは、これまでもグループ再編を推し進めてきた。21年4月にはグループの主要会社で、ATを生産していたアイシン・エィ・ダブリュ(AW)と経営統合した。