【旅行では気をつけて!】ご当地ワル走り5選
「所変われば品変わる」ともいわれるように、地方によって言葉や習慣は異なるもの。交通事情についても、道路交通法という国内統一のルールがありながらも、地方によってローカルルールのような独自の風習があり、訪れた際にびっくりした、という人も少なくないのではないでしょうか。 200km/h越えだと!フェラーリの危ない走り ご当地走りといわれるこれらの独自の交通事情には、法律違反となりかねないものも多いため注意が必要。訪れる前に知っておきたい、全国各地のご当地走りをご紹介しましょう。
■名古屋走り(愛知県)
「ご当地走り」といわれるもののなかで、もっとも有名なのがこの「名古屋走り」。特定の行為をさすものではなく、名古屋市を中心とした愛知県内でみられる、ウインカーを出さずに車線変更をしたり、横断歩道に歩行者がいても一時停止をしないなど、交通ルールを軽視した運転を意味する言葉として使われています。 愛知県は、実際に信号無視や速度超過、一時不停止のほか、スマホを操作しながらのながら運転や飲酒運転での検挙数も多いようで、こうした交通事情の悪さからか、交通事故による死者数が多い県。2023年も145人が亡くなっており、大阪の148人に次ぐ全国ワースト2位と、交通事情の悪さが反映されてしまっています。
■茨城ダッシュ(茨城県)
「茨城ダッシュ」とは、右折待ちのクルマが、青に変わった瞬間に(もしくは青に変わる前に飛び出して)対向直進車が交差点に進入してくるよりも先に右折していくこと。茨城県警自ら「茨城ダッシュは交通違反です!」とウェブページで注意喚起するほど、有名な言葉です。 茨城県警によると、茨城ダッシュは、「横断歩行者等妨害等」、「信号無視」、「交差点右左折方法違反」、「交差点優先車妨害」などの交通違反になる場合があるとのことで、白バイや覆面パトカーで取り締まりを強化しているとのこと。 ホームページでの情報提供依頼も行っています。もちろん普段から気を付けなければなりませんが、茨城県内では特に、無理な右折を仕掛けてくるクルマがいるかもしれないと、注意したいものです。