巨人、4年ぶり39度目のリーグV 阿部監督就任1年目で歓喜、菅野復活の15勝目
● 広島 1 - 8 巨人 ○ <25回戦・マツダスタジアム> 優勝マジックを「1」としていた巨人は、敵地で広島に快勝。4ぶり39度目のセ・リーグ優勝を成し遂げた。 巨人打線は1-1の同点で迎えた6回、先頭の3番・吉川が猛打賞となる左前打でチャンスメイクすると、続く岡本和の左中間突破の二塁打で、一走・吉川が勝ち越しの生還。なおも二死一、三塁で8番・小林が右前適時打を放ち3-1とリードを広げた。 7回以降も岡本和の左翼への適時二塁打、途中出場・増田大の2打席連続適時打などでダメ押しとなる5点を追加。敵地で計16安打8得点と打ちまくった。 先発の菅野は1点リードの4回に同点に追いつかれるも、5回以降は再びゼロを重ね8回6安打1失点の力投。優勝がかかる大一番でリーグ単独トップを更新する15勝目(3敗)を挙げ、4年ぶり4度目の最多勝のタイトルをほぼ確実にした。 7点リードで迎えた9回は、2番手の高梨が2つのアウトを奪い、最後は守護神・大勢が締め胴上げ投手。ナインがマウンドに集まり歓喜の輪を作った。 巨人は2022年4位、翌2023年も4位に終わり、球団史上2度目となる2年連続Bクラス。今季は阿部新監督の下、6月までは5割前後をキープする戦いが続いたものの、7月2日から7連勝を達成するなど、後半戦から着実に貯金を増やした。 9月中旬以降はリーグ連覇を目指す阪神との一騎打ちとなり、同18日に優勝マジック「9」が初点灯。2ゲーム差で迎えた22日からの阪神との天王山2連戦(甲子園)を1勝1敗で凌ぎ、粘る阪神を振り切る形で4年ぶりのリーグ優勝を決めた。
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