1年延期の東京五輪サッカー代表出場資格が「23歳以下」から「24歳以下」へ特例変更の方向…新型コロナ退院の日本サッカー協会・田嶋幸三会長が明かす
このタイミングで技術委員会も再編された。関塚隆委員長(59)は新設されたナショナルチームダイレクターに転身し、フル代表と東京五輪代表に絞ってサポートを展開。新たな技術委員長には松本山雅FC前監督の反町康治氏(56)が就任する人事案が、先の定時評議員会および、その後に開催された理事会で承認された。 ただ、一新される技術委員会のメンバーは、次回の理事会の承認マターとなるため、現時点では活動しようにもできない状態だ。JFAの須原清貴専務理事(53)は「5月の理事会までには委員会メンバーを確定し、具体的な活動を進めてもらえれば」としたうえでこう言葉を続けている。 「森保監督の件については、いろいろなところでさまざまな話題が上がっていることを重々承知しています。今後が具体的にどのようになるのか、といった点を十分に見極めたうえで、丁寧な議論をすべてにおいてやっていきたいので、もう少し見守っていきたいと思います」 技術委員会が機能するまでの1カ月半ほどは、JFA内において兼任監督体制の是非を問う動きも必然的に空白期間が生じることになる。メンバーが正式に決まってからの議論へ向けて、五輪代表監督交代論などが噴出する事態を未然に防ぐ意味も込めて、田嶋会長は「もちろん代えることを前提に申し上げているわけではありません」とつけ加えることも忘れなかった。 (文責・藤江直人/スポーツライター)