大ヒット中『どら焼き屋さん物語』ドラえもんファンがニヤリとした「粋な演出」
■キャラ同士の関係性も原作準拠!?
「探索」では、食材を見つけるだけでなく、新たなキャラクターと出会うことがあります。特定のキャラがお客さんになっている状態で出会うと、彼らは新しいお客さんとして来店してくれるようになるのです。 さらにゲームが進むと、探索時にジャマモノが登場します。その相手は『のび太の大魔境』のバウワンコ王国の兵士だったり、『のび太の海底鬼岩城』のポセイドンだったりと、映画作品に登場した敵と戦う場面もあるのです。 ちなみにある地域をジャイアンが探索すると「ツチノコを発見する」という、実際にコミックにあった展開が再現されます。
■お店を飾る「建造物」にも驚きの逸品が!?
お菓子を並べる棚や座席などを増やして、どんどんお店を魅力的に発展させるのも楽しい要素です。 しかもゲームを進めていくと、『のび太の大魔境』の巨神像や『のび太と鉄人兵団』のザンダクロス、SF短編漫画『鉄人をひろったよ』の巨大ロボ(鉄人)など、いろんな作品に登場した巨大立体物まで建造できます。ここまでマニアックなラインナップをそろえるなら、『ドラえもん』に登場した「建設巨神イエオン」も欲しかったと思ったのは筆者だけでしょうか。 また、ドラえもんのひみつ道具「お座敷つりぼり」や「箱庭スキー場」、「重力ペンキ」をモチーフにした部屋なども作れます。そんななか、もっとも本作らしいアイテムは、藤子・F・不二雄先生の机をモチーフにした「F先生の机」かもしれません。
■映画の感動シーンをゲームで再現!
さらに建設物には、特定の条件を満たすことで特殊なイベントが発生します。不覚にも筆者がウルッときたのは、映画『のび太の恐竜』に登場する「ピー助」にまつわるイベントです。 のび太が探索で拾ってきた「なぞの石」にひみつ道具を使うと、「フタバスズキリュウ」のピー助が誕生するという内容です。 原作では、大きく成長したピー助との感動的な別れのシーンが忘れられませんが、同作では敷地内に水場を作ることで、いつまでも一緒にいられます。まさに“グウ”の音もでないほどの嬉しい展開です。 このほかにも、映画『のび太と雲の王国』で、のび太と仲良くなった「キー坊」も登場。原作では別の星に旅立ちましたが、本作ではそのキー坊がお客さんとなって帰ってくるという素敵な演出もありました。