消防団員が消防車とともに道路下に転落、死亡 火災出動中、島根県川本町
30日午後7時5分ごろ、島根県川本町因原で発生した民家火災に出動した近くの町消防団員で団体職員男性(50)の消防車が道路脇の田に転落した。男性は車と地面の間に体を挟まれ、搬送先の病院で死亡が確認された。 【写真】激しく燃える民家 島根県川本町で民家火災
川本署によると、火災通報を受けて男性は1人で消防車を運転して現場に駆け付け、現場近くにエンジンをかけたまま駐車。降りた直後に消防車が動き出したため、止めようとしたところ、消防車とともに約2メートル下の田に転落したという。消防車はフロントガラスなどを破損した。 民家火災は30日午後6時40分ごろ、無職男性(73)方で発生。木造平屋の母屋98平方メートルと車庫39平方メートル、倉庫28平方メートルを全焼した。火元の男性が車庫の方から火が出ているのを見つけ、消火しようとしたが燃え広がったという。火元の男性は1人暮らしで、けが人はいなかった。