<#わたしの新庄・3回目のセンバツへ>/5 送球磨き「守備完璧」 繁光力輝選手(2年) /広島
「甲子園へ」。その思いを胸に刻み、広島新庄に入学して2年がたとうとしている。夢に見たセンバツの出場が決まり、背番号をつけて聖地に立つ夢が現実味を帯びてきた。 入学後は同じ内野手で1学年上の浜岡琉斗さんとともに練習を重ね、捕球などの基本動作を磨いた。少ない動作で送球するスナップスローを体得し「守備は完璧」と胸を張る。 「俺の背番号5を受け継いで、試合に出て活躍してくれよ」。甲子園で昨夏開かれた交流試合後にチームを離れた浜岡さんの言葉を励みとし、秋には三塁手のレギュラーに定着した。目下の課題は打撃で、変化球に対応するため「軸足に重心を置く意識を持ちたい」と言う。【中島昭浩】=つづく