アーセナル、生え抜きの“14番”エンケティアを売却か…約57億円でフォレスト移籍へ?
アーセナルに所属するイングランド代表FWエディ・エンケティアがノッティンガム・フォレストへの加入に近づいているようだ。22日、『BBC』や『スカイスポーツ』など複数のイギリスメディアが伝えている。 現在25歳のエンケティアは2015年にチェルシーユースからアーセナルの下部組織へ加入し、2017-18シーズン途中にトップチームデビューを飾った。ここまで公式戦通算168試合の出場で38ゴール7アシストをマークし、2022年夏にはエースナンバー「14」を継承。しかし、ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスやドイツ代表FWカイ・ハフェルツの加入に伴い、直近2シーズンは先発起用の機会が限られている。 現行契約を2027年6月末まで残してるエンケティアだが、今夏に慣れ親しんだクラブを去る可能性が高いようだ。同選手に対しては、クリスタル・パレスやボーンマスなど複数のクラブが関心を寄せていたが、現在はノッティンガム・フォレストが獲得への自信を深めているという。アーセナルはエンケティアの評価額を3000万ポンド(約57億円)程度と見積もっているが、ノッティンガム・フォレストはそれに匹敵する金額を提示するべく準備を進めているようだ。 また、より安定した出場機会を望むエンケティアも今夏の移籍に前向きとのこと。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、すでに同選手は個人条件に関してノッティンガム・フォレストと合意に達しており、クラブ間交渉も最終段階に到達しているという。なお、ノッティンガム・フォレストはフェイエノールト所属のメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスにも関心を寄せていたが、2600万ポンド(約50億円)相当のオファーは拒否されたようだ。 今夏の移籍市場では下部組織出身で「10番」を背負っていたイングランド人MFエミール・スミス・ロウを最大3400万ポンド(約65億円)と報じられた移籍金でフルアムへ売却したアーセナル。“生え抜き”選手がまた1人クラブを去ることになるのだろうか。
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