「人生とシーカヤックの旅は似ている」能登で被災のインストラクター 一家で “世界遺産”・宮島に移住 支援や優しさに “恩返し” 誓う 広島
開業に向けてジョニーさんは宮島の歴史も学んでいます。文献を読んだり、町内を回る人力車の俥夫から話を聞いたり。海岸のあちらこちらで見かける小さな社の多さに、「神の島」宮島の奥深さを感じるといいます。 慌ただしい日々ですが、ふとした瞬間に能登に残した友人たちの姿が浮かびます。 「こっちは大丈夫だからってみんな言ってくれるんですね。言ってくれるけど、やっぱり一緒にやってきた仲間なので当然気にかかりますし。がんばっていこうという気持ちと、どうして申し訳ないなっていう気持ちとミックスで…。おそらく、ことしはずっとこうだと思います」 そして開業の日、平日ともあって事前の予約はありません。ゆったりとした船出となりました。 「シーカヤックで島渡りをしていると感じるんです。夢や目標には一直線には進めない、必ずどこかを経由しながら少しずつ近づいて行くんだと。人生とシーカヤックの旅はとても似ているなって。本当にたくさんの方に助けていただいていま、家族はこの島にたどり着くことができました。感謝しても返せないものばかりですが、宮島の良いところを紹介し、一人でも多くの人に『また宮島に行こう』って言ってもらえるような、そんなお手伝いができることが僕らの恩返しだと思っています」 夢の途中でたどり着いた宮島。パドルを一かきすれば、カヤックは瀬戸内の穏やかな水面を進みます。海はふるさと・能登ともつながっています。
中国放送
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