“名古屋の秋葉原”大須・仁王門通商店街 若手絵画展の新たな試み
63年の歴史上初 教会で絵画展示 「夜」テーマ 三者三様の作品並ぶ
今回の絵画展は、愛知県内で活動し、デザイン系専門学校で学んだ同級生の柴田さんと岩田有希子さん、磯部亜衣さん3人が、夜をテーマにした絵画計17点を出品。夢の中の情景や、宇宙、ヨーロッパの風景などを、アクリル絵の具や岩絵の具などで描いている。会場は、商店街に加盟する名古屋福音伝道教会(中区大須2)で、十字架がある礼拝場所。教会も街の新たな試みに賛同し、無償で場所を提供した。礼拝所で絵画展を開くのは、教会開設の1953年以降、初めてという。 出展者の柴田さんは「展示の話が来たとき、本当にうれしかった」と喜ぶ。磯部さんと岩田さんは「教会に展示するのは初めて。商店街の人たちのいろいろな協力で作品発表できてありがたい」と感謝した。
各商店街独自企画で地域交流目指す
絵画展は入場無料で、出入り自由。受付もない。椅子も用意されていて、自由に絵を鑑賞できる。伊與田さんは「大須商店街全体で行う夏祭りなどのイベントは、市内外から人を呼び込むので大切だが、各商店街独自の小さな企画で、地域交流を図るのも大切だと思う。いろいろ企画して、地元をよくしたい」と先を見据えた。 (斉藤理/MOTIVA)