“パワハラ疑惑”の真相は?斎藤知事が最後の証人尋問 告発文は「誹謗中傷性の高いもの」対応については「問題なかった」
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを告発された問題をめぐって、25日午後、内容の真偽や告発者を処分した県の対応を調べる百条委員会は斎藤氏への証人尋問を行った。尋問は失職後の知事選で再選されてから初めてとなった。 【映像】斎藤知事が釈明(実際の映像) この問題は、元県西播磨県民局長の男性(7月に死亡)が、知事に関するパワハラなどの疑惑を告発する文書を作成し報道機関や県議に配布したことで発覚した。 尋問で斎藤氏は「(告発文には)職員の名前や企業名など具体的な個人名などが書かれていた」「誹謗(ひぼう)中傷性の高い文書だというのが私と県の認識だった」と説明した。その上で「県当局、そして県の弁護士とも相談しながらやっているので全体として問題はなかった」と対応についての正当性を主張した。 さらに、亡くなった元県民局長の男性に対する停職3カ月の懲戒処分に関する尋問として、元総務部長らが「第三者(公益通報)の調査結果が出てからのほうがいい」と斎藤氏に進言したところ、斎藤氏が「風向きを変えたいよね」と話したと証言した。元総務部長らは、この発言を「指示」と受け取ったという。 これに斎藤氏は「私の認識、記憶ではそういう『風向きを変えたい』という発言をしたことはまったくない」と否定した。 その上で「今回の懲戒処分について、あくまでも県の人事当局の調査で、懲戒処分に該当する事案が4つ認定された。手続き・内容とも正規の手続きを経て対応した。私が公益通報の結果を待つことを了承したり、『公益通報の結果を待たずにやれ』と言った記憶はない」と述べた。 (ABEMA NEWS)
ABEMA TIMES編集部