「もう金髪にはしない」松本人志似でブレークしたラグビー元日本代表・中島イシレリの今
僕はアパレルの事業もやっているんです
自分の力をどう使えばチームが強くなるのか。そして、どうすれば勝ちやすくなるのか。この考えはラグビーから学んだことですけど、普段の生活でもすごく役に立っています。 自分の家族もそういう考えでプランニングしていますし、今、僕はアパレルの事業もやっているんですけど、そこでもこの考え方を活用しています。 会社では、自分でも洋服の生地を見たり、デザインを考えたりするのがすごく好きでもあるんですけど、みんながどう思うのか。社員全員がそれぞれの個性を生かして考えるシステムを作っています。そのほうが、良い商品が生まれて、買ってもらう人にも喜んでもらえて、結果的に会社が大きくなる。どうすれば、最終的にチームが勝ちやすくなるのか。これはまさにラグビーの考え方です。
ラグビーは激しいスポーツですし、現役選手としていつまでもできるスポーツではないです。やめた後に何をするのか。それも考えていますし、その答えの一つが自分の会社でもあります。 ラグビーから教わったことをみんなに話したり、こうしなさいと言うのは違うような気がして、講演みたいなことをするのは考えてないです。でも、僕がやっていることが自然と伝わったらなとは思っています。 それで言うと、ウチは息子が二人いて6歳と4歳なんですけど、ラグビーなんか教えてないのに、長男は勝手にラグビーをやってるんですよね。まだ子どもなのでポジションも決まってない状態ですけど、頑張ってます。
僕の試合もちゃんと見てて「パパ、スクラム弱かったね。もっと強くならなきゃ」って言うんですよ(笑)。びっくりします。子どもには自分の好きなことをやってほしいと思っているんですけど、もしそれがラグビーだったとしたら親としてはすごくうれしいことではあります。 ワールドカップとか、代表とか、そういうことは考えずに「家族を幸せにできたら」とだけ思ってやっていたラグビー。でも、そうやって息子がまたラグビーをやってくれている。すごいことだと思います。