山川豊、セリフ忘れるも“妹”の水森かおりが好アシスト
歌手・山川豊と水森かおりが6日、東京・明治座で上演中のダブル座長公演「山川豊 水森かおり特別公演」の囲み会見を行った。 昭和30年代の東京・人形町にある和菓子店を舞台にした人情喜劇とコンサートの2部構成となっている同公演は2日に開幕したが、山川は「緊張はしていますが、疲れはそれほどありません。これから疲れが出て緊張感が途切れないように毎日一生懸命にやっていきたいです」。 劇中で2人は兄妹役を演じているが、水森は「何と言ってもご一緒させて頂くのが山川さんなのが本当に良かった。5年前、ひとりで(中日劇場公演に)出させて頂いた時とは違いますね。夫婦ではないけれど、楽しさは2倍、苦労や辛いことは半分になるというのを実感しています」と感謝した。 一方の山川は、「私はいっぱいいっぱいです。まとめ役にもかかわらず、共演者の方々に支えて頂いています。かおりちゃんとは『稽古の段階からみんなで明るく楽しくやろう。それがお客さんにも伝わるから』と話していました」と明かした。 水森も「素晴らしい方ばかりで、最高の座組です。これだけ大勢だとひとりぐらいは変わった人がいそうですが、ひとりもいません。舞台裏の楽しい雰囲気が舞台にも出ていると思います」と相づちを打った。 報道陣からの「歌と芝居はどちらが緊張する?」との質問に、山川が「それはお芝居でしょう。どういうシーンだったか、たまにポーンと(セリフが)飛んでしまうことがあって…」と苦笑いを浮かべると、水森は「この前、兄妹の良いシーンで山川さんが台詞を忘れられまして、私が耳元で台詞を伝えました」と告白。 すると、山川は「あの時はかおりちゃんが神様に思えた。僕の台詞を覚えているのはすごい」と絶賛して会場の笑いを誘った。 また、水森は2部のコンサートで昨年のNHK紅白歌合戦で身に着けた巨大衣装も披露しているが、「舞台いっぱいに広げています。2階、3階のお客さまと同じ目線になるので『わーっ!』と盛り上がって頂けているのがうれしいです」と喜びをあらわに。 そして、「お芝居はストーリーも分かりやすくて、元気が出る作品になっています。観に来て頂いた方に、元気になって帰って頂けたら」とアピールした。