【DDT】“いつでもどこでも挑戦権”獲得のKANON「シングル王座を強奪しTAKAみちのくを逆指名だ」
2019年7月8日デビュー、5周年を迎えたKANON。師匠・TAKAみちのくとの一騎打ちには敗れたものの、「DDTシングルベルトを巻いて師匠を挑戦者に逆指名する」という大きな目標を得た。7.21両国国技館ビッグマッチではDAMNATION T.AがKO-D6人タッグ王座を奪還。そして、8.2新宿FACE大会で、時間や場所を問わずにタイトルに挑戦できる「いつでもどこでも挑戦権」を獲得。KANONは一気にベルトへの距離を縮めた。 【写真】師匠・TAKAみちのくとKANON ――7月10日の新宿FACE大会で、KANON選手のデビュー5周年記念試合としてTAKAみちのく選手とスペシャルシングルマッチが行われました。 KANON:自分の記憶が正しければ、前回TAKAさんとシングルで対戦したのが2021年12月28日神奈川・保土ヶ谷公会堂でのJUST TAP OUT 2021.FINAL『挑』だったと思う。 JTOルール(勝敗はギブアップ、レフェリーストップ、ロープエスケープ3回によるTKO負け)でのKING OF JTO30分1本勝負で、結果は時間切れ引き分け。 当時、自分は第3代王者で、規定により初防衛はしたけど実際は勝ちきれなかった。 そして2022年3月にJTOを退団。今回、DDTに本格参戦後2年ぶりの対戦で、正直、「ちょっと勝てるんじゃないかな」って気持ちもあった。 少なからず、気持ちにほころびがあったのは間違いないと感じている。 それでもTAKAさんに対しては万全で臨んだつもりだったけど…彼は“歴戦の強者”。やっぱりその上を行かれちゃったな。 ――2021年12月にTAKAみちのく選手と戦った時と比較し、7月10日のデビュー5周年シングルマッチでは、TAKAみちのく選手の背中が近づいたと感じましたか? KANON:それは感じたが、そこに自分の中でおごりが出てまったのかもしれない。 「勝った!」って感じた瞬間、丸め込まれたんで。 「そういう丸め込みもあったんだ」って思った時にはもう3カウント獲られていた。やられたなと。 後日談ではあるけど、7月15日後楽園ホールでJTO5周年記念大会が開催されてスペシャル6人タッグマッチ(TAKAみちのく&武蔵龍也&イーグルマスクvs田村ハヤト&KANON&&綾部蓮)が行われ、こっちのチームが勝利した。 その試合後、控室で「もう1回、シングルマッチのリベンジさせてくださいよ」とTAKAさんに直訴したら、「やってもいいけど、それは今じゃない。お前がDDTで何かしらシングルのベルトを獲ったら、その時に逆指名してこいよ!」と。 だから自分はそれを一つのモチベーションとしてやっていこうと思っている。