世界最大の原発、柏崎刈羽再稼働で軋轢-エネルギー問題緩和期待も
そして東電HDは、柏崎刈羽の7号機に核燃料を装填(そうてん)する作業を完了した。ブルームバーグNEFは、日本での過去の原発再稼働例を分析し、10月にも柏崎刈羽7号機が再稼働されると予測している。
柏崎刈羽を巡る状況は、多くの国が直面している健康や安全への懸念と、国のエネルギー需要や気候変動目標とのバランスを取ることの難しさを浮き彫りにしている。
柏崎市の桜井市長は、少なくとも柏崎刈羽の原子炉の一部が再稼働することにメリットとデメリットの両方があることを認めている。
桜井氏は原発事故による放射能への懸念がある一方で気候変動による熱中症や洪水、山火事など現実の脅威もあり、それらと戦うためにも「原発はまだ必要」との考えを示した。
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Shoko Oda