なでしこジャパン・池田監督、パリ五輪へ主将の熊谷紗希に期待 「彼女の経験は大きな財産」
日本サッカー協会は14日、パリ五輪サッカー女子の日本代表メンバーを発表した。会見の場で池田太監督(53)は主将にDF熊谷紗希(ローマ)を指名。メンバーの中で唯一、2011年のW杯優勝チームの一員だった熊谷の経験値とリーダーシップに期待した。 池田監督は本人への打診はまだとした上で「このチームをずっと引っ張って戦ってくれている熊谷選手にまたチームをまとめてもらおうと考えている」と明言。「彼女の経験は、このチームにも大きな財産」と話し「五輪のいろんな想定外のことが起きた時でも対応してもらえるし、年齢に関係なくフラットにコミュニケーションを取ってチームを引っ張ってもらえればと思っている」と期待を寄せた。 熊谷を15歳の時から知り、監督時代にW杯2回と五輪1回をともに戦った佐々木則夫女子委員長は「非常に元気な子だと思った」と第一印象を語り「その後A代表のなでしこジャパンに入り、見た目の通り、イメージ通り自分にも厳しく、周りを鼓舞する、資質的にはキャプテンとして逸材」とリーダーとしての能力を評価。「今回選ばれるということは、僕も個人的にもうれしく思っている一人」と目を細めた。
中日スポーツ