韓国の元世界52位が兵役のためツアー離脱を報告。「30歳からが全盛期」と復帰後の活躍に自信<SMASH>
男子テニスで現在韓国の2番手につけるクォン・スンウ(世界ランク349位)が自身の公式インスタグラム(@soonwookwon)を更新し、入隊のため約2年間ツアーを離れることをファンに報告した。 【画像】「より完璧な姿で戻ってきます」クォンがSNSで来月の入隊を報告 以下は、クォンのインスタグラムへの投稿全文だ。 「みなさん、こんにちは。私は2025年1月13日に入隊することになりました。私のツアー生活は2年近く止まってしまいますが、待ってくれている皆さんのために、より完璧な姿で戻ってきます。 多くの方が30歳になってからのツアー復帰は難しいと言いますが、私は30歳からが全盛期だと自信を持っています。私は達成したいと思っていた目標のうち、まだ20%しか達成していません。残りの80%で、全てのテニスファンが望む韓国テニスの姿を必ず実現します。 それまで挑戦し続けるので期待していてください。それでは、みなさんが健康で幸せな日々を過ごせますように、しばしのお別れの挨拶です」 27歳のクォンは、2021年に自己最高位となる世界ランク52位を記録。昨年年始の「アデレード国際2」(ATP250)でツアー2勝目を挙げ、韓国人選手として初めてツアーで複数タイトルを獲得するなど活躍したが、その後は肩のケガで思うようなプレーができない状況が続いていた。 昨年のアジア大会で金メダルを獲得していれば、兵役免除を認められていたかもしれないが、同大会ではシングルス2回戦で格下相手にまさかの早期敗退。さらにはラケットの破壊や試合後の握手拒否などの愚行を犯し、悪い意味でメディアに取り沙汰される形となってしまった。 男子最高位が150位のホン・ソンチャンと、ここ最近低迷している韓国テニスにおいて、クォンのツアー離脱は大きな痛手となるだろう。復帰後のクォンの活躍に期待したい。 構成●スマッシュ編集部