パナソニック、自社製品10万円分の購入補助を導入。2024年新卒採用者から制度開始、「ウェルビーイング向上」を狙う
パナソニックは、新卒採用入社者を対象に、くらしの質向上、パナソニック製品・ブランドへの愛着醸成を目的とし、パナソニック製品の購入に対して10万円分を補助する制度「Panasonic Welcome Gift」を導入する。制度は、消費者物価上昇への対策も含めている。 住宅制度についても、選択肢と対象者の拡大を実施。若年層一人ひとりの住環境について、多様な価値観とワークライフバランスに配慮した制度に拡充する。 ■ ブランドへの誇りを持つきっかけを新卒採用者に提供 「Panasonic Welcome Gift」制度は2024年度の新卒採用入社者から導入。パナソニック製品の購入に対して、会社が10万円分の費用補助を行う。購入先は、社員が個々のニーズに応じて選択可能とする。 ・地域電器専門店(パナソニックの店舗) ・家電量販店・ホームセンター ・「Panasonic Store Plus」(パナソニックの公式通販サイト) ・各種ECサイト など 新社会人としてスタートを切る新入社員がパナソニック製品をいち早く愛用し、製品を通じて生活の質を高める体験価値を提供する。ひいては、より良い未来のくらしに貢献する志や、ブランドへの誇りを持つきっかけになることを期待する取り組みとなる。 ■ 住宅制度は独身者だけでなく、希望者全てに拡充 若年層向け住宅制度については、通勤圏外の独身者のみを対象とした従来の制度から、住居を希望する全ての若年層社員へ対象を拡大する。住居は、会社が提供する「独身寮」に加え、「一般物件」への入居希望者についても住宅補助の対象とするなど選択肢を拡充する。 多様な価値観やワークライフバランスに配慮した選択肢のある住宅施策により、社員のウェルビーイング向上を図る。 これらの新制度や既存制度の改善は、2017年から2023年に入社した若手人事社員のプロジェクトにより検討、提言された内容を制度化した。 パナソニックは、人への投資は、個人の成長を促し、会社が将来にわたり社会に役立つための重要課題と捉えている。「社員のウェルビーイング向上」と「人が活(い)きるカルチャーの醸成」を行い、顧客価値の最大化をめざす。