偵察・観測ヘリ「OH-6D」見納め ── 陸自北宇都宮駐屯地でイベント
宇都宮市の陸上自衛隊北宇都宮駐屯地で25日、開設41周年記念行事が開催されました。航空学校の教官によるアクロバットチーム「スカイホーネット」のフライトが名物となっていましたが、使用される偵察・観測ヘリコプター「OH-6D」が今年度で使われなくなるため、記念行事で飛行を見られる機会は今年が最後となりました。
スカイホーネットの最後のフライトは午前と午後の2回行われ、最後の編隊飛行やアクロバットを披露。このほか同駐屯地所属のUH-60JAによるラペリング降下(地上まで下ろしたロープで隊員が降下する)や霞ヶ浦駐屯地から飛来した戦闘ヘリコプターのAH-64D「アパッチ」のフライト、駐屯地に併設されている栃木県警航空隊のヘリコプターもフライトを披露し、訪れた観客を魅了していました。 北宇都宮駐屯地は「宇都宮飛行場」を内包する駐屯地で、陸上自衛隊のパイロット教育を行う航空学校宇都宮校や北関東から新潟、長野で任務を行う第12師団第12ヘリコプター隊第1飛行隊など、航空機運用部隊などが所属。陸上自衛隊の他にヘリコプターの整備を行う富士重工宇都宮製作所や栃木県警航空隊のヘリ拠点も併設されています。