種子島宇宙センター 燃焼試験中に爆発 イプシロンSロケット 試験また失敗
鹿児島放送
26日朝、種子島宇宙センターで行われた小型ロケットイプシロンSの燃焼試験中に爆発が発生し、試験は失敗しました。 衝撃音とともに、オレンジ色に光りながら煙が上がります。その直後。火の玉のようなものが飛び散り煙も激しさを増します。 JAXAによりますと、午前8時半から始まったイプシロンSロケットの第2段エンジンの燃焼試験の開始から49秒後、爆発したということです。燃焼試験は120秒の予定でしたが、失敗となりました。 JAXAの作業員らにけがはないということです。 現場にいたKKBのカメラマンが爆発当時を振り返りました。 午後、JAXAが行った説明では…。 ■JAXAイプシロンロケットプロジェクトマネージャ 井元隆行さん 「現時点では原因が究明できておりませんので」 「皆さんの期待に応えられず非常に申し訳ないと思っている」 「フライトでこういう状態が出る前に地上で見つかったのは不幸中の幸い」 このエンジンは、2023年7月に秋田で行われた燃焼試験でも爆発事故を起こしています。この時は点火装置の一部が燃焼の熱で溶けたことなどが原因で、今回は改良した上で試験を行ったということです。 イプシロンSは今年度中の打ち上げを目指していますが、計画通りの打ち上げは難しくなったとみられます。