睡眠不足は深刻な国民病、スリープテックに期待の13銘柄
厚生労働省は成人には6時間以上を目安として睡眠時間を確保するよう推奨しているが、達成している人は多くないだろう(イメージ写真:freeangle / PIXTA)
連日の熱帯夜で寝付けない。あるいはパリオリンピックのテレビ観戦で寝不足、という人も多いだろう。 そもそも日本は「睡眠不足大国」といわれる。経済協力開発機構(OECD)によれば、日本人の平均睡眠時間は7時間22分。全体平均の8時間24分から1時間あまり少なく、OECD30カ国のうちで最下位だ(2021年調査)。 厚生労働省は昨年12月に「健康づくりのための睡眠ガイド」を作成。ここで小学生は9~12時間、中高生は8~10時間、成人には6時間以上を目安として睡眠時間を確保するよう推奨している。一方、高齢者には長い床上時間が健康リスクとなるため8時間以上にならないよう促している。 また、昨年9月には日本睡眠協会(理事長:内村直尚・久留米大学学長)が設立され、日本人の睡眠の質向上へ産学連携で取り組み、睡眠不足による経済的な損失を防ぎたいとしている。
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野津 滋