軽自動車のタイヤでも「無防備な状態で後ろからぶつかった場合は大人であってもそれ相応の負傷」タイヤ脱落事故は12月最多 加害者にならないために…タイヤ交換時の注意点は?
まもなく本格的な雪のシーズン。冬用タイヤへの交換は済んでいますか? タイヤ交換に合わせ注目したいのが、走行中にタイヤが外れてしまう脱落事故。この時期、1年で最も多くなると言います。命の危険もある事故を防ぐため、気を付けるべきタイヤ交換の注意点とは? 【写真を見る】軽自動車のタイヤでも「無防備な状態で後ろからぶつかった場合は大人であってもそれ相応の負傷」タイヤ脱落事故は12月最多 加害者にならないために…タイヤ交換時の注意点は? これは、大型自動車のタイヤが脱落し歩行者を直撃した時の検証映像 です。 ベビーカーを押している人形はおよそ4メートルも吹き飛ばされ、直撃した瞬間はタイヤに沿うように折れ曲がり頭もタイヤに打ちつけられました。 場合によっては命を落とす危険もあります。 こちらは昨年度の大型車によるタイヤの脱落事故の月別件数。 冬用タイヤへの交換時期と重なり、11月から増え始め12月が最も多くなっています。 山陰では、去年11月、浜田市で走行中の大型トラックのタイヤが外れ近くを歩いていた高齢男性に直撃し大けがをする事故が発生しています。 安松裕一 記者 「タイヤの脱落事故、なにも大型車だけではありません。こうした乗用車でもその危険は十分あるんです」 中国運輸局 鳥取運輸支局 大岩克幸 首席陸運技術専門官 「軽自動車のタイヤであっても10キロ程度はあると思う。それが60キロで走ってる車から脱落して、例えば無防備な状態で後ろからぶつかった場合は大人であってもそれ相応の負傷をすると思う」 事故を防ぐには適正なタイヤ交換作業が必要です。 自分で行う際の注意点をプロに聞きました。 まずはタイヤを取り外した時のポイントは… スズキ自販鳥取 スズキアリーナ丸山 片山竜成さん 「ボルトのネジ山の部分にゴミがかみ込んでいる可能性があるのと、ホイールとの接地面にゴミがかみ込んでいる可能性があるので、そういうところの清掃をしていきます」 ボルトに錆や汚れなどがあるとタイヤ交換した後に緩みが出て来ることもあるため、ワイヤーブラシなどを使って丁寧に落としていきます。 次に取り付けの時のポイントです。 まずはタイヤを浮かした状態のまま手を使ってナットを締めていきます。 なぜ工具を使わないのでしょうか?