FC東京、FWディエゴ・オリヴェイラの現役引退を発表…9年間プレーしたJリーグでキャリアに終止符
FC東京は28日、FWディエゴ・オリヴェイラが今シーズン限りで現役を引退することを発表した。 【プレー集】9年間プレーした日本で現役引退のFWディエゴ “強い、速い、決定力”の3拍子を揃えたブラジル人ストライカーが、9年間プレーしたJリーグでスパイクを脱ぐようだ。1990年6月22日生まれのディエゴは現在34歳。母国ブラジルのパラナ・クルーぺでプロキャリアを始めた後、国内外複数クラブを経て、2016年に柏レイソルに加入。フィットするまでに多少時間を要したが、同年4月のガンバ大阪戦での来日初ゴールを皮切りに、1年目から公式戦14得点を記録した。 2018年に加入したFC東京でも、抜群の得点感覚が冴え渡っている。2019シーズンは2位フィニッシュの原動力となるとともに、J1リーグのベストイレブンにも選出された他、昨シーズンは同リーグでのキャリアハイとなる15得点を叩き出した。また2020シーズンには、決勝戦こそケガにより欠場となったものの、ルヴァンカップ優勝にも貢献。在籍7年でクラブ公式戦通算254試合に出場し86得点29アシストと、歴代有数の“点取り屋”としてクラブ史に名を刻んだ。 今シーズン限りでの現役引退が発表されたディエゴは、クラブ公式サイトにてコメントを残している。 「今シーズンをもって引退することを決断しました。この決断は、自分のなかでも何度も考え、戸惑いもあり非常に難しいものでした。クラブからも慰留していただき、来シーズンも一緒に戦おうという声をかけてもらいました。ただ自分自身で考えたことも含めて、家族と色々な話をして決めましたので、この決断は正しかったと自分のなかで感じています」 「日本に来て、柏レイソルでプレーをさせていただき、東京に来ました。そして本当にたくさんのみなさまにお世話になりました。いつもみなさんは自分に温かく接してくれて、どんな時もリスペクトをしてくれたことに感謝しています。チーム関係者のみなさん、監督、選手、スタッフ、そしてファン・サポーターのみなさん、本当にありがとうございました。色々なことを学び、成長できたことはみなさんのお陰です。残念ながら引退はしますが、この大好きなクラブで引退できるということは、自分自身とても幸せなことだと思っています。私の人生において忘れることのできない経験、そしてチームだと思っています。まだ2試合あります。短い時間になってしまいますが、自分も悔いのないように精一杯試合に臨んでいきたいと思っていますし、この2試合でファン・サポーターのみなさんにたくさんの喜びやエネルギーを伝えられるように頑張りますので、引き続きよろしくお願いします」
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