「月3万円」新NISAで「利回り3%・5%」にて20年間運用できた結果をシミュレーションしてみた
2024年1月からNISA制度が変更されました。 旧NISA制度からNISAを使用している方でも、具体的にどのように変更されたかわからないという方も少なくありません。 【シミュレーション結果を比較】「月3万円を年率3%・5%」で20年間運用した推移のシミュレーション結果を確認!利回り5%なら利益だけでいくら? 今回は、新しく改定されたNISA制度のおさらいをしながら、どのくらいの運用実績があるとお金がどのくらい増えていくのかなどについて解説していきます。 月額3万円を「利回り3%」で20年間運用できた結果を具体的にシミュレーションしてみましょう。 また資産運用をしている人は、どんな運用をしているか。いくらくらい運用にお金を回しているかなども紹介していきますので、是非ご覧ください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
新NISA(ニーサ)制度をおさらい
2014年1月に創設され、2024年1月に生まれ変わった「NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)」。聞いたことはあっても、何が魅力でどのような制度なのか、いまいちわからないという方もいるでしょう。 まずは新NISA制度についておさらいします。 ●新NISAのポイント5つ 1.非課税保有期間:無期限化 2.口座開設期間: 恒久化 3.「つみたて投資枠」と「成長投資枠」:併用可能 4.年間投資枠: 成長投資枠「年間240万円」・つみたて投資枠「年間120万円」 5.非課税保有限度額:全体で1800万円(成長投資枠:1200万円※枠の再利用可能) 旧制度に比べ、より「長期的な戦略」が立てられるようになりました。 年間投資枠も拡大されたので、余裕がある方は積立額を増やすことが可能です。 ただし、長期で積み立て続けることが重要なので、ライフステージの変化で断念することがないよう、無理ない金額で設定するようにしましょう。 参考までに、新NISAに関する調査結果から平均的な積立額もご紹介します。 ●毎月の投資額は「3万円」が多い キャリアや就職・転職に特化した匿名相談サービスを開発・運営する株式会社ライボの調査機関『Job総研』が公表した「2024年 老後資金の意識調査」によると、個人投資家が利用しているのは「NISA・つみたてNISA」が最多でした。 次いで「株式」が35.7%、「投資信託」が33.1%と続きます。 さらに、「投資・資産運用にまわす1ヶ月あたりの額」は平均が8万8000円、中央値・最頻値が3万円とのこと。 枠は拡大されたものの、堅実なスタートを切った方が多いようですね。 もし月額3万円を20年間貯金すると、720万円になります。これを「新NISAのつみたて投資」に回した場合、最終的な金額はいくらと想定されるのでしょうか。 次章にて積立投資をシミュレーションしていきましょう。