グランプリ覇者の松浦悠士が敗者戦でようやく1勝「これが現状ですね」/G2共同通信社杯競輪
宇都宮競輪の「共同通信社杯競輪(G2)」は15日、3日目を開催。選抜5Rを制した松浦悠士(33歳・広島=98期)に話を聞いた。 8月平塚G1「オールスター競輪」で落車し右臀部を打撲。そして今年2回目の失格を喫した。近況はリズムを崩し軌道修正を図れぬままで、今シリーズも1走目から後方に置かれ、2日目の二次予選に至っては他派の動きに翻ろうされ"逃がされて"しまった。 「(今の)自分の自力はあんなものです。普段、先行をしていないし、坂井(洋)君との力の差を感じました…」と本来の力を発揮できず、どうにももどかしい。 「ここへ入る前の練習の感じは悪くなかったけど、スピード域が上がると体が対応できていない。今日のレースでもバックからの感じがそうだったし、これが今の現状ですね」と、万全とは程遠い近況を素直に受け入れるしかなかった。そうは言っても激しいレースは続き岐阜記念、弥彦G1寛仁親王牌、京王閣記念と日程は立て込んでいる。 「自分が思っているより動けていない感じは否めない。もう1走して親王牌あたりまでに上向くように!」と自らに言い聞かせるように、気合を入れ直していた。(netkeirin特派員)