「200万円かけて英語を学んだのに…」私を“無料翻訳機”扱いする同僚にムカっ。元外資系バイリンガル会社員の憂鬱
“部分的フリーライダー”撲滅のために
多くの人が苦手意識を持ちがちな分野のスキルを持っていると、蟻がむらがるように仕事が集まってしまうんですよね。英語はその典型だと思います。職場で頼りにされるのは良いことですが、ものには限度がありますよね。 ユカリさんのように、スキルを身に着けるために多大なコストと時間、努力を費やした場合はなおさらモヤモヤすると思います。 英語仕事をユカリさんに丸投げする同僚たちは、部分的な“フリーライダー”(他の人の仕事に乗っかって、無料でその成果を得る人のこと)とも言えるでしょうか。 ユカリさんもその仕事のチームメンバーに入る、職場でユカリさんが英語の点でどれほど貢献しているかが定量的に把握されている……等、ユカリさんの働きがちゃんと評価される仕組みがあるならそれはそれでアリかもしれません。そうではなくていつの間にかなんとなく「職場内ボランティア」になってしまっているなら問題ですね。 何よりユカリさん自身が納得していないわけですので、一度現状を整理した上で上司に相談してみるのはいかがでしょうか。
文/梅津奏 作画/Sumi 構成/山本理沙
梅津 奏,Sumi