【Mリーグ総括】2位・ドリブンズ 鈴木たろう「最高スコア賞で図に乗った」園田賢「増長はできない」
麻雀のプロリーグ「Mリーグ」の2023―24シーズンは、パイレーツの2度目の優勝で幕を閉じた。17日の閉幕式後に9チーム36選手がインタビューに応じ、今期の戦いを総括した。(カッコ内は今期のレギュラーシーズン成績) ■2位・赤坂ドリブンズ ▽鈴木たろう(24戦8勝=個人7位)「今年は最高スコア賞も取ったんですが、ほとんどダメな時期と、めちゃめちゃいい時期とあって極端な1年だったなと思います。序盤、勝てない時は悔しさいっぱいで、小さくなって生きておりました。最高打点が出たあたり(2月26日)でちょっと図に乗ってしまいまして、またすぐダメになって。やっぱり調子に乗るもんじゃないなと改めて思いました(笑い)。チームの雰囲気は良かったので、負けていてもみんな励ましてくれて、1年間明るく過ごせました」 ▽浅見真紀(20戦5勝=個人25位)「最初に出てくる感想は、楽しかったというのが一番。成績としてはいい時もあったし、悪い時もあったんですけど、そういう経験をさせてもらえたことが収穫だなと思っています。みんなのおかげでセミファイナル、ファイナルまで1年目で連れてきてもらえたのも財産だなと思うし、最後まで楽しかったです。チームのいい雰囲気を作る発信源になれていたとしたらよかったです。みんなのおかげで私も楽しめました」 ▽渡辺太(26戦5勝=個人12位)「ファイナルの大舞台にプロ2年目で行けたというのは大きな経験をさせてもらっているなと感謝しかありません。緊張する要素もかなりあったんですが、自分の麻雀には自信を持ってネット麻雀を続けてきたので、それを変に崩したりせず打てるかどうかというのが自分の中での課題でした。個人としては大勝ちという感じではなかったんですが、結構安定した数字は出せましたし、チームにもMリーグ全体にも自分の打ち方が多少は影響を与えていると感じた部分もあるので、印象深いシーズンでした」 ▽園田賢(26戦8勝=個人8位)「正直、優勝はめちゃくちゃしたかったんです。ドリブンズは初年度に優勝したことくらいしか誇れるものがないので(笑い)。2回目の優勝を他に取られるのはイヤだな、自分たちが取りたいなというのはあったんですけど、そうは言っても近年のドリブンズを見るとレギュラーシーズンでふがいない成績が多かった(1→7→4→7→7位)ので、2位という結果自体は結構うれしいな、という感じです。ドリブンズは初年度(優勝して)調子に乗っていたんです。『俺たち最強!』みたいな感じで。今は久々に強いドリブンズを見せられた、って言うほど増長できない(笑い)。でもまあまあ、いい成績は残せたんじゃないですかね」
報知新聞社