「キン肉マン」45周年記念展 過去最多150点以上の原画公開 作者との“握手”も 心斎橋オーパ
今年、連載開始から45周年を迎えた国民的人気漫画「キン肉マン」。同作の貴重な原画を、これまで最多の150点以上公開する展覧会「原作45周年記念『キン肉マン』愛と絆の原画展」が心斎橋オーパ(大阪市中央区)で開かれている。作者ユニット「ゆでたまご」が作品に込めた思いなどを語る特別映像や必殺技を再現した迫力満点のフォトスポットなどもお目見え。キン肉マンの軌跡と進化を体感できる熱い空間が広がっている。 【写真】ゆでたまご先生の“手” 同作は、ゆでたまご(嶋田隆司、中井義則=いずれも大阪市出身=)先生によるプロレス系格闘漫画で、1979~87年、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載。アニメ化もされ、一大ブームを巻き起こした。現在は「週刊プレイボーイ」(同)にて連載中で、幅広い年代のファンを持つ。 会場は、キン肉マンの詳細な年表パネルでスタートする。特徴的なのは、会場レイアウトだ。全12章のうち前半の章は、ジャンプ連載時のストーリーを特集。放射線状につくられた小部屋で章ごとに、名場面の原画展示や作者が明かす裏話などを交えたインタビュー映像、必殺技のフォトスポットなどを展開、見て・聞いて・体験できるキン肉マンワールドが形成されている。 第7章では作者自身にスポットが当たる。キン肉マン連載前の読み切り作品や、読者にキャラクターのアイデアを募った伝説的な企画「超人募集」のコーナー、作品世界が一目で分かる最新の「超人相関図」などを展示。さらに後半の章では、週刊プレイボーイで連載中の原画を紹介、少年ジャンプ時代の画と比較して楽しむことができる。 会場の最後は、ゆでたまご先生2人の手をかたどった「シェイクハンド手型」が登場。それぞれと“握手”して観賞をしめくくった後は、オリジナルグッズが多数並ぶ併設ショップへと続く。充実したカプセルトイコーナーも必見だ。会期は12月1日(日)まで。
ラジオ関西