一日も早い救出を求めて 北朝鮮拉致問題解決に向けた講演会を開催【熊本】
テレビ熊本
北朝鮮による拉致問題の解決に向けた講演会が8日、熊本市でありました。 講演会では救う会佐賀事務局の熊谷 美加 次長が「拉致問題を自分のこととして受け止め、正しい知識を発信することが重要」と語りました。 続いて、熊本市出身でスペイン留学中に拉致された松木 薫 さんの姉、齊藤 文代さんがビデオメッセージで拉致被害者の早期救出を訴えました。 【拉致被害者 松木薫さんの姉 齊藤 文代さん】 「熊本の(繁華街に)通りがあるでしょう、大きい通りがね。あそこにね、絶対(薫を)連れて帰りますからと、私、約束しているんですよ」 また、鹿児島県出身の拉致被害者である増元 るみ子さんの姉、平野 フミ子さんが妹の帰りを待ちわびる悲痛な胸の内を語りました。 【拉致被害者 増元るみ子さんの姉 平野 フミ子さん】 「一家団欒をいつまでもつくっていくと思っていた。悲しくて辛くて、どうすることもできない私たちの気持ちを分かってほしい」 そして、荒尾市立荒尾海陽中学校の生徒たちが拉致問題をテーマにした作文を発表しました。 【荒尾市立荒尾海陽中学校 林田 紗彩さん】 「拉致被害者が感じた絶望、残された家族の怒りや悔しさ、未来を生きていく若い世代が自分事として捉えて、問題を風化させないことが私たちに課せられた使命」 現在、日本政府は拉致被害者として17人を認定しています。
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