「つまみ出せ」「隣の席なら最悪」大相撲観戦のマナーを考えさせられる事案…客席でがなる「異質な声」に不快感
<大相撲十一月場所>◇千秋楽◇24日◇福岡・福岡国際センター 大相撲を観戦する上でのマナーとはーー? そんなことを考えさせられる取組が三段目の中であった。がなるような声が客席から何度も上がり、明らかに「その声」は館内の中で浮いていた。この光景を目にした視聴者は「つまみ出せ」「隣の席なら最悪」「怖いんだって」などと反応していた。 【映像】苦言が相次いだ「館内の様子」 三段目二十三枚目・御雷山(錣山)と三段目十六枚目・峰洲山(鳴戸)の取組だった。両力士が土俵に上がると、客席からは何度もがなる声が響いた。言っていることがはっきりと聞こえるわけではないが、明らかにその声・ボリュームは異質なもので、視聴者は不快感を露わ……「つまみ出せ」「隣の席なら最悪」「すごい声にびっくり」「さいてー」「怖いんだって」などとコメントしていた。 十四日目にも、前頭十三枚目・竜電(高田川)と前頭七枚目・遠藤(追手風)の取組で立ち合いの瞬間に力士の名前を繰り返し叫ぶ声が館内に響き渡った。そんな様子に「さすがにこれはない」「集中できないだろ」「タイミングを考えて」など苦言が相次いでいた。 ABEMAの大相撲中継でたびたび放送席に座る、元NHK大相撲中継の実況でお馴染みの藤井康生アナウンサーは「力士の立ち合いの場面では声を掛けないで欲しい」と何度も呼びかけている。 好きな力士を精一杯応援したい気持ちはわかるが、日本相撲協会のホームページにも「お断りしている行為」として「他のお客様に損害を及ぼしうる行為、応援」「その他相撲競技の進行及び施設管理の運営に妨げとなる、または他のお客様に迷惑を及ぼすと判断する行為」とはっきり書き記されている。 (ABEMA/大相撲チャンネル)
ABEMA TIMES編集部