木の穴にハマったリス、今年のコメディー野生動物写真賞大賞を受賞
(CNN) 木の穴にハマったリスの写真が、今年のニコン・コメディー野生動物写真賞の大賞に選ばれた。部門賞は、泡の中にいるカエルや、ハクトウワシを追いかける魚などの写真に贈られた。 写真特集:コメディー野生動物写真賞、今年の受賞作を見る 主催者は10日、声明で、9000点を超える応募の中からミルコ・マルケッティ氏の「ハマったリス」が大賞に選ばれたと発表した。応募総数は同写真賞の10年の歴史で最多だったという。 審査委員は大賞と9部門の部門賞を選出した。 マルケッティ氏の写真は、キタリスが木の幹の隠れ家に足を直角に伸ばして入る瞬間をとらえている。 マルケッティ氏は声明で「私は長年、イタリアでさまざまな状況にいるリスの写真を数多く撮ってきたが、この写真は本当に面白く、奇妙なポーズだと思った。リスが後ろ足を幹から離して隠れ家に入るまさにその瞬間だからだ」と述べた。 また、地元の写真セミナーでこの写真を見せるたびに聴衆が大笑いしてくれるので、応募せずにはいられなかったとも述べた。 ニコンの欧州のマーケティング幹部は、マルケッティ氏の受賞を発表できることをうれしく思うとし、同氏の写真は「遊び心のある思いがけない瞬間を見事に捉え、自然をとても魅力的なものにしている」とたたえた。 そのほか、笑顔のカエルを接写した写真にニコン・ヤング・フォトグラファー賞が贈られた。リスの「ロックスター」の写真4枚にはポートフォリオ部門賞が贈られたが、同賞の受賞者は10歳。史上最年少の部門優勝者となった。