【腹筋と背筋はバランスが大事】長座で両手を上げるだけ|姿勢改善と体幹を強化する「杖のポーズ」
鏡を見たときに、「姿勢が悪いな」と感じている人。もしかすると腹筋と背筋のバランスが崩れているかもしれません。こちらの記事では、腹筋と背筋を同時に鍛えられるヨガポーズをご紹介します。 *写真で詳しいやり方を見る→長座で両手を上げるだけ|姿勢改善と体幹を強化する「杖のポーズ」 ■腹筋と背筋のバランス 姿勢が良い人は、背骨が緩やかなS字カーブを描いています。このS字カーブを保つためには、筋力のバランスが必要ですが、必ずしも5:5のバランスを目指さないといけないわけではありません。 例えば、腹筋と脊柱起立筋(背筋)を5:5の筋力バランスにしてしまうと、背骨のカーブがなくなってしまいます。本来の骨の位置を意識しながら、筋力のバランスを整えていくことが大事です。 ■■腹筋と背筋のバランスの崩れで起こること 腹筋と背筋のバランスが崩れてしまうと、骨盤が前後に傾き、姿勢が悪くなります。腹筋に対して、背筋が弱くなると、骨盤が後ろに傾いて(後傾)しまいます。また、背筋に対して、腹筋が弱くなると、骨盤が前に傾いて(前傾)しまいます。骨盤を正しい位置に戻すためにも、腹筋と背筋のバランスを整えることが必要です。 ■■腹筋と背筋のバランスが整うメリット 腹筋と背筋のバランスが整うことで得られるメリットは、以下の通りです。 ・姿勢が良くなる 骨盤が正しい位置に戻りやすくなるので、反り腰や丸腰の改善になります。 ・基礎代謝が上がる 腹筋と背筋は大きな筋肉なので、鍛えることで基礎代謝が上がりやすくなります。 ・体幹が鍛えられる 腹筋と背筋のバランスが整うことで、体幹が安定しやすくなります。 ■腹筋と背筋どちらも鍛えられる「杖のポーズ」 腹筋と背筋を同時に鍛えることができるヨガの「杖のポーズ」をご紹介します。 ①両脚を伸ばして座ります。足首は曲げてつま先を天井方向へ向けましょう。 ②両手で床を軽く押し骨盤を立て、背中をまっすぐ伸ばします。下腹部に力を入れて、その姿勢をキープをします。 ③息を吸いながら、両手を天井方向へ上げ、呼吸を止めず30秒キープをします。骨盤が後ろに倒れて、背中が丸くならないように気をつけましょう! ライター/上村ゆい(ヨガ講師)
上村ゆい