負傷前にデ・ブライネの交代を決断していた? HTの“2枚替え”の理由をペップが説明 「狭いスペースでプレイできる選手が必要だった」
後半からギュンドアン、フォーデンを投入
CLのリーグフェーズ第1節でインテルと対戦したマンチェスター・シティ。22-23シーズンのCL決勝の対戦カードであったこの試合は多くの注目を集めたが、両者譲らず、スコアレスドローに終わった。 [動画]2季前のCL決勝カードが再び シティVSインテルのハイライト そんなこの試合で指揮官のペップ・グアルディオラは後半開始からケビン・デ・ブライネに代えて、イルカイ・ギュンドアン、サヴィーニョに代えてフィル・フォーデンを投入した。試合によっては交代を使わないこともあるペップだが、早い決断をしたと言える。43分にデ・ブライネが怪我をしたことも大きくこの交代には関係しているだろうが、ペップはクラブの公式にてデ・ブライネが怪我する前から交代を決断していたことを示唆した。 「理由は、我々が[3-5-2]のフォーメーションでプレイしていたからだ。ボールが片側にあるときはいつも、5人の選手がそこへ行く。ボールを素早く回さなければならないので、狭いスペースでプレイできる選手が必要だった。リコ、フィル、グンド(ギュンドアン)は、ポケットで活躍できる最高の選手だ」 「フィルは振り向いてシュートを放ち、グンド2本のクロスを合わせた。他の選手にはそんなクオリティはない。彼らの守り方を見て、35分には私は交代させたいと言った。ケビンに起こったことと医師が彼はプレイできる状態ではないと言った後になったが、私はとにかく交代させたかった」 コンパクトなインテルの守備を前にシティは外まわしの状況が続いており、なかなかゴール前のスペースに入っていけなかった。そのためペップは狭いエリアでもターンし、前を向けるフォーデンやサイドからのクロスのターゲットとしてゴール前にも侵入できるギュンドアンを入れて流れを変えたかったようだ。惜しくも点にはならなかったが、実際にハーランドを囮に、ギュンドアンが2回ヘディングで決定機を迎えたシーンもあった。しかし最後まで決め手を欠き、22本のシュートを放ってもゴールネットは揺らすことができなかった。 またペップはデ・ブライネの負傷状況については「(ケビンの状態は)分からない。まだ医師と話をしていない。明日にはもっと詳しい情報がわかるだろう」と語っており、週末のアーセナルとのリーグ戦に出場できるかどうかはまだ分からないようだ。
構成/ザ・ワールド編集部