海外アニメファンが越境ECを利用する理由トップは「地元で購入できない商品が欲しい」
視聴以外の楽しみ方のトップは「アニメグッズの購入」
「視聴」以外のアニメの楽しみ方について、トップは「グッズ購入」(86%)だった。また、「アニメ作品の放送をきっかけにその作品のグッズを購入したことがあるか」という質問に対しては、93%が「ある」と回答した。
■ 購入したことがあるグッズ1位は「フィギュア」
過去に購入したことがあるグッズでは、1位が「フィギュア」(84%)で、次いで「書籍」(68%)「ストラップ・キーホルダー」(60%)だった。
欲しいグッズを聞いた自由記述式の質問では、「衣類・ファッションアイテム」が34%でトップに。「衣類/ファッションアイテム」「日用品/インテリア」「ジュエリー/アクセサリー」と回答したユーザーの共通意見として、「キャラクターが着ている服やアイテムと同じもの、モチーフにしたもの」「キャラクター自体ではなく、ロゴなどがプリントされたもの」など、日常使いしやすいアイテムを求める声があがったという。
フィギュアの人気も高く、造形的に優れたものや、バリエーションを求める声のほか、サイズの小さいものを求める声などもあった。
越境EC利用の理由は「地元で購入できない商品がほしい」
越境ECを利用してアニメグッズを購入する理由を聞いたところ、1位は「地元で購入できない商品が欲しいから」(72%)、次いで「商品数が多いから」(20%)だった。
グッズの流通状況を尋ねる質問では、「販売されているが、流通が少なく、購入が難しい」が57%で最も多く、海外においてグッズ購入はまだハードルがあることがわかった。
アニメきっかけで訪日した経験は37%
「アニメ作品がきっかけで、日本旅行をしたことがあるか。または、日本旅行を予定しているか」と聞いたところ、「アニメ作品がきっかけになり、日本旅行をしたことがある」が最も多く37%だった。現在具体的に旅行計画を立てているユーザーは14%、具体的な旅行計画はないものの、旅行意向のあるユーザーは32%で、訪日意向のあるユーザーは46%だった。
● ● 調査実施概要 ・ 調査タイトル:「日本のアニメの受容とグッズ購入に関するアンケート」 ・ 調査方法:オンラインアンケート ・ 調査期間:2024年2月15日~2月22日 ・ 調査対象:2023年2月10日~2024年2月11日までに、海外向け購入サポートサービス「Buyee」を利用したユーザー(アメリカ、台湾、韓国、マレーシア、シンガポール、イギリス、フランス) ・ 回答者の年代:10代:9%、20代:35.2%、30代:31.8%、40代:16.8%、50代:5.8%、60代以上:1.4% ・ 回答者の居住国:アメリカ:38.4%、台湾:37.3%、韓国:10.4%、シンガポール:4.7%、マレーシア:1.6%、イギリス:5.9%、フランス:1.2%、その他:0.5% ・ 調査人数:807人 ・ 設問数:13問